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高森明勅
2015.12.6 06:01

敬宮殿下の幻想小説

これを読まずして皇室を語るなかれ、とまで言われては読まない訳
にはいかない。

小林よしのり氏のブログで教えられて、
初めて敬宮殿下の幻想小説を
知った。

早速、拝読。

素晴らしい作品。

宮崎駿氏あたりが読むと、また現役に復帰して、
これを原作にアニメーションに仕立て上げたくなるのでは。

無私の献身。

しかし孤独、孤高。

皇室典範の改正は政治家どもの保身と国民の無関心によって、
先送りされ続けている。

その為、殿下の将来は「引き裂かれた」まま。

それでも、陛下の祈りを受け継ぐ心を、無心に育んでおられる。

その“捻れ”を清澄に反映した作品のように思える。

美しい。

最後の一節には、つい不覚にも涙ぐんだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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